池袋・
梅花亭の「鮎の天ぷら最中」です(写真は尾びれの部分が少し崩れています)。
いわゆる皮の部分を揚げてから、中に餡を詰めてある、変り種最中です。
こんな紹介がある通り、油を使って揚げてある割には、けっしてクドイ感じはしません。菜種油と米油を混ぜたという油が上質なのでしょう。香ばしくて、餡も上品なものです。
しかし本音を言えば、この最中はちょっと、アイデア倒れのような気がしないでもありません。わざわざ皮の部分を揚げる意味が、あまりないような…。
私の個人的評価ですが、「旨いお菓子」ではありますが、「どうしても食べたくなるお菓子」ではありません。さらに、このサイズ(10センチほどで餡も少なめ)で、210円という値段は、ちょっと高いような感じもします。
ところで、池袋には「和菓子の名店」「池袋名物の和菓子」のようなものが、ほとんどありません。美味しい和菓子はデパ地下に集中しており、地元ブランドが少ないのです。
そんな中で、この梅花亭の「鮎の天ぷら最中」は、地元の名物と呼んでもいい、数少ないお菓子です。
この梅花亭、「鮎の天ぷら最中」以外にも、「浮き雲」とか「黒糖わらび餅」なんて、ちょっと変わった、オリジナルの和菓子を売っています。
場所は、東口の明治通りを六又交差点方面へ進み、さらに六又交差点を越えて王子方面へ歩き、山手線を超えたところです。